January 18, 2011

批評家の批判とは裏腹に、好評だったサラ・ペイリンの反論ビデオ演説

先週の水曜日に数日間の沈黙を破ってサラ・ペイリンが自分のフェイスブックで公開した反論ビデオ演説(字幕付きロイターニュース)について、ニューズウィークやMSNBCなどのリベラルメディアはペイリンの失点だとか、オバマに比べて利己主義な演説だったとか批判たらたらだ。特にMSNBCのスカーボローアナウンサーは、「これでペイリンの政治キャリアが終わらなかったら驚きだ。」とまで言っていた。

ところが、14日発表のHCDが行った世論調査では、ペイリンの反論演説は意外と好評だったという結果が出ている。

民主、共和、無所属の1437人を対象に行ったこの調査では、ビデオを観た後、サラ・ペイリンへの印象が好転するという結果が出た。

アンケートでは、回答者にサラ・ペイリンについての印象が、「好感が持てる」「信用できる」「誠実である」の三つに関して、ビデオ演説を観る前と後に、それぞれ最低の1点から最高の7点までで採点してもらった。

民主党支持者の間での「好感が持てる」以外は、どのグループも演説を観た後のほうが点数があがっている。特筆すべきなのは「誠実さ」に対する点数が民主支持者の間で2.62から2.69に、共和支持者で5.25から5.45へ、無所属の間では3.68から3.85点にあがったことである。

また、これとは別の世論調査で、今回の乱射事件にサラ・ペイリンが選挙運動の際に激戦地区を表すために使った射撃の標的地図がどのくらい影響があったかという質問に対して、相当な影響を及ぼしたと答えたのはたったの19%、多少は影響があったと答えたのが16%、大してないが15%、全く影響がないが圧倒的多数で44%だった。

つまり、左翼リベラルがあれだけ一生懸命になって三日間に渡ってサラ・ペイリンを悪者扱いしたにも関わらず、一般市民はそんな情報操作には全く乗らなかったというわけだ。しかも、批評家がこてんぱんにこき下ろしたのに、実際に演説を観た人々の間では、ペイリンの演説は彼女の好感度を増し、民主党支持者のあいだですら、彼女は誠実で信用出来るという印象を与えたのである。

左翼リベラルが思うほど、一般のアメリカ市民は愚かではないということだ。

January 18, 2011, 現時間 12:11 AM

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コメント

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下記投稿者名: mhgt

オバマのツーソンでの追悼式のスピーチをベタボメして、コメント欄もコントロールしたんじゃないか?って思われるのがMSNBCだったりするからね。
メジャーな報道局がアテにならない、メディアコントロールなら、中国にも負けてないと思われるアメリカ。だけど、社会主義思想がトップにいたって、「アメリカは中国よりマシだろ?」しか思えないリベラル達。

苺さんのコメントから、ちょっと触発されたので、ちょっと記事にしたい事が出てきました。
申し訳ないけど、サイトのリンク許可してもらえるでしょうか?

上記投稿者名: mhgt Author Profile Page 日付 January 18, 2011 7:37 AM

下記投稿者名: Sachi

マックさん、

どうぞいくらでもリンクつけてください。大歓迎です。これからもお好きな時にどうぞ。

カカシ

上記投稿者名: Sachi Author Profile Page 日付 January 18, 2011 6:35 PM

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