December 27, 2010

寒くても暑くても地球温暖化のせいだって? いい加減にしろ!

アップデートあり、下記参照:

今日のニュースで米国のアトランタでは1882年以来初めてクリスマスに雪が降ったという見出しが目についた。ヨーロッパ各地の空港で航空便が欠航し、クリスマスを空港で過ごした旅行客も多かった。ニューヨークでは地下鉄が7時間も立ち往生したとか、ニュージャージーでは50センチ以上雪がつもっているとか、フロリダでも記録的寒さだとか、とにかく寒い寒いというニュースばっかり。

そんななかで、ニューヨークタイムスは冗談抜きでこの寒波は地球温暖化が原因だと真顔で主張している。

(この一連の寒い冬は)タイミングがまずいことに、世界気象機関の2010年は記録上おそらくここ何年かで一番暖かい年であり、2001年から2010年は記録上最高に暖かい10年だったという調査結果の発表と重なってしまった。

ここ二十何年の間に地球の気温が上がったことによって解けた南極の氷が蒸発し、それが雪となって降ってくる。それが原因でシベリア全般の降雪量が増加した。

この雪で覆われたシベリアが太陽光線を反射させてそのエネルギーが宇宙に返っていくことによって気温が下がり、それが気流の方角を変更させているという。地球の気候が気流によって左右されることは既知のことなのだが、気流の通路が変わると気象は大幅な変化をとげる。つまりNYTは、今年の異常な気流の方向転換は地球温暖化が原因だといいたいらしい。であるから、結論としてこの一連の寒い冬と降雪量の増加は温暖化にも関わらずではなく、温暖化ゆえなのだと、主張する。

南極の氷が解けているということ自体がかなり疑わしいのだが、私にはどうして太陽光線が雪で反射したエネルギーが地球の気温を下げることになるのか理解できない。これに関して、なんでもかんでも地球温暖化のせいにするのは馬鹿げているという意見がインベスターズに掲載されている。

我々はここ何年も、社会の工業化が進むに釣れ、二酸化炭素排出量が増えた事によって地球は温暖化の道をまっしぐらに進んでいると言われ続けて来た。

— そして今年最初に発表された公式天気予報によれば、今年の冬は暖かく乾燥した冬になるとのことだった。ところが実際はその正反対でヨーロッパも北アメリカも氷と雪に覆われ、史上最も寒い12月となった。

2007年に気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が発表した予報によれば、この先二十年の地球の温度は極端な上昇のみで、上がることはあっても下がることはありえないというものであり、今年のような寒い冬はその可能性さえ全く予測されていなかった。

実際には1998年以来、地球は特に温暖化の傾向にない。IPCCが使った24のモデルのどれも、今年の気候を正確に予測できていないのである。全く事実と折り合わないのだ。

科学を少しでも勉強したことがある人なら誰でも知っている事だが、何かの説が科学的に正しいと証明されるためには、先ずその説が間違っているかどうかを試す必要がある。つまりだ、『私の気象モデルによれば来年の気温は5度上昇する』と宣言した以上、次の年の温度が5度上がっていなかったら、何かが間違っていたと認める必要がある。その可能性として、、

1)気温の計り方が間違っている。
2)気象モデルに間違いがある。
3)私の説が間違っている。

の三つのどれかか全てが原因なのだ。

ところが、気象絶望予言者たちはこの(科学的)考えに違反する。何が起ころうとも、常に世界が暑くなっている証拠だと主張する。気候が寒く湿ったって? 地球温暖化だと彼らは言う。気温が暑くなった? 温暖化だ。気候に変化がない? 地球温暖化だ。ハリケーンが増えた? 温暖化だ。ハリケーンが来ないって? そ、ご想像どおり。

彼らにとって何が起きても地球温暖化説そのものが間違っているという証拠にはならないのである。だから現在北半球全体を襲っている寒波すらも彼らの説を揺るがすことができないのだ。

以前にも書いたが、カカシの住む南カリフォルニアは今年の夏は非常な冷夏で、例年7月頃から9月半ばまで37〜8度の日が何日も続くのに、ことしは30度を越した日が一週間くらいしかなく、いつになったら夏が来るのかと思っているうちに冬の雨期がきてしまった。南加の雨期は普通1月の終わりから2月くらいに一ヶ月ちょっとある程度なのに、今年はすでに12月にはいってからほぼ毎日雨ばかり。気温も夜は摂氏8度くらまで下がり、昼でも20度行かない日がほとんどだ。

それについて、地元新聞のロサンゼルスタイムスで、JPLのビル・パツァート博士は「地球が暖まると、極端でもろい気象がおきるものです。」と説明している。

彼らは何が起きても地球温暖化のせいだと言い張る。「こんなの科学と言えない。いってみりゃ一種の信仰だ。」とインベスターズの記者は言う。

では何故、人々はこんなペテン師らの言う事をいつまでも聞いているのだろうか? それは温暖化説者の本当の目的は地球を温暖化とは無関係なところにあるからだ。

この間メキシコのカンクーンで行われた温暖化議会では、温暖化の害から貧困な国々を守るために、2020年までに豊かな国々からの10兆ドルの援助の必要があると結論が出された。

社会主義の真髄、富の分配、それこそが温暖化説論者たちの本当の目的なのである。地球の気象など本当はどうでもいいのである。いや、私に言わせれば、それは社会主義を進めるための口実に過ぎない。

本当に将来の天気予報に興味があるのであれば、あまり知られていないイギリスの気象学者で天体物理学者のピアース・コービン博士の研究に耳を傾けるべきだとインベスターズは言う。ロンドンのジョンソン市長によると、コービン博士の予測は85%がた当たるという。

博士は太陽黒点周期に強く注目している。どうやら太陽黒点の変化が地球の温度変化に深い関係がありそうなのだ。そしてコービン博士によると、地球はディケンズがクリスマスカロルを書いた1450年から1850年の頃のように、小氷河期にはいっているという。

無論、コービン博士の説が正しいかどうかはまだ不明だ。これからもきちんとした研究が必要とされる。だが、地球温暖化対策といって、世界各国の経済を破壊するような政策変更をする前に、地球冷却化にも温暖化と同じように注意が払われるべきだと、インベスターズは結論づけている。

アップデート: 先のエントリーでコービン博士のファーストネームを誤ってピエールを書いてしまったが、実際の名前はピアースだったので訂正しておく。博士がフォックスニュースで温暖化説は似非科学である、政治権力に左右されたカルトのようなものだと厳しい批判をしている。コービン博士は、今年の欧州の冬は100年ぶり来最高の寒さになることや、アメリカの北東部が豪雪に見舞われることなども予測していた。

コービン博士によると、地球は冷却化しており、今後も10年くらいは毎年どんどん寒くなっていくだろうと予測している。

December 27, 2010, 現時間 3:49 PM

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コメント

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下記投稿者名: oldman

人為的温暖化説が正しいかどうか、大いに疑問がありますが、一方で、それを一地方の気温が低いという理由で間違いだと決めつけていいのかどうか、これまた判然としません。ここ関東地方の今年の夏は非常に暑く、12月になっても温暖な気候が続いています。

それはともかく、ハバート曲線のピークが近い将来現実化するという説もあることですから、エネルギー源の多様化や省エネルギーは悪いことではないように思います。ただし、発展途上国への極端に多額の経済支援や排出権取引などは一種の詐欺であるかもしれませんので容認できません。電気自動車などは大企業の金儲けの手段にすぎないことが近い将来明らかになる可能性も捨てきれないですね。

話はかわりますが、最近、筑波大学の渡辺信教授グループが石油類似物質を従来の10倍という高効率で生産する藻類を発見したというニュースは、極めて重大な意味を持つように思います。実用化に成功すれば、人為的温暖化説が正しいかどうかにかかわりなく、エネルギー源に革命的な大変革をもたらすからです。カカシさんの地元企業であるGAでも石油藻類の研究開発に取り組んでいるようですが、日米の競争のもとで実用化に成功することを祈っています。

上記投稿者名: oldman Author Profile Page 日付 December 27, 2010 10:37 PM

下記投稿者名: Sachi

oldmanさん、

一方で、それを一地方の気温が低いという理由で間違いだと決めつけていいのかどうか、これまた判然としません

まったくその通りです。ただ、温暖化説が正しければ、こうなるはずだという現象が起こってないにも関わらず、予測通りの現象が現れないことこそ温暖化が原因なのだと屁理屈を言うからおかしなことになるのです。

カカシ

上記投稿者名: Sachi Author Profile Page 日付 December 28, 2010 10:48 AM

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