April 19, 2009

左翼リポーター達のプロとは思えない汚い言葉使い

この間もちょっとお話したが、米語にはティーバッギングというある種のオーラルセックスを表す俗語があるそうだ。「あるそうだ」とカカシが言う理由は、私はアメリカ在住30年になりニュースジャンキーでもあるので、俗語には結構通じているほうだと思っていたのだが、ティーバッグと言えば、お茶葉がバッグに入っているあのトワイニングとかリプトンの紅茶くらいしか思いつかない。それが性的行為を表す俗語だったなんて話は、今回MSNBCの自他ともに認めるレズビアンニュースキャスターのレイチェル・メドウが使うまで聞いた事もなかった。(彼女は13分間のセグメントのなかでこの言葉をなんと51回も使っている。)

ミスター苺もカカシから聞くまで知らなかったと言っているし、他の保守派ブロガーやラジオのトークショーホストらなども、知らなかったと言う人が大半。

聞くところに寄ると、この言葉使いは一般的ではなく、主に男性の同性愛者の間で使われているらしい。そういえばこのだじゃれで大喜びしていたMSNBCのレイチェル・メドウも、CNNのアンダーソン・クーパーもデイリーディッシュのアンドリュー・サリバンもみんな同性愛者。我々一般人が思いつかないようなだじゃれを即思いついたというのも、自分らの内輪だけで使われている俗語が他でも通用すると思ってのことなのだろう。さすがリベラル、なんたるナルシスト。(ミスター苺は、もしこれらの番組にこの言葉を知らないゲストが出演して、『は?それはどういう意味ですか?詳しく説明してください.』と迫られたら、彼らはどうするつもりだったのだろうと問う。)

それにしても、いくら視聴率でフォックスニュースに断然差を付けられ落ちぶれたとは言え、MSNBCもCNNもニュース局の端くれ。そのニュースキャスター達が一部の変態だけが使う性行為を表す俗語を一般市民のデモ集会の表現に使うことが許されてもいいのだろうか? これはあまりにも下品で失礼な態度ではないか?とてもプロのジャーナリストのすることとは言い難い。

CNNの女性リポーター、スーザン・ロージェンは、オバマをヒットラーになぞらえた看板を持っている人に、「米国の大統領をファシスト扱いするのは失礼じゃないですか?」などと自分の失礼を棚に上げて聞いていた。はっきり言って、正当な抗議運動をしている人たちのことを性的な変質者のように呼ぶ事のほうがよっぽども失礼じゃないのか?

それはともかく、このロージェンリポーターは、反イラク戦争デモ集会で、ブッシュ大統領をヒットラー風にアレンジした顔マスクを指して、「ブッシュ大統領にそっくりですね。」と笑いながらリポートした経歴のある人間。自分が嫌いな大統領ならどんな侮辱も喜ぶくせに、自分が支持する大統領が侮辱されたら抗議者に食って掛かるこの態度。およそジャーナリストとしての公平さに欠けている。(このリポーターについては後日談があるので、あとで紹介する)

アップデート:

ここまで書いて夕飯に行ったら、一緒に食事をした他のブロガーから、この言葉使いは同性愛者特有のものではないとアンドリュー・サリバンが返答していると言われた。それでサリバンのサイトを見てみたら、こんなコメントが目についた。

私は52歳の異性愛者の既婚女性です。私も「ティーバッギング」が何か知りませんでした。でもレイチェルが笑っていたり、それに関するコメントを読んだ後、すぐにグーグル検索しまして、知りました。そして吹き出しました。何故ってあの行為に名前があったなんてしらなかったからです。でも傑作ですね。私はまだ笑ってます。私の年代の無知さを考えると、(パワーラインの)スコット・ジョンソンがこの言葉の意味を知らなかったのは仕方ないでしょう。でもブロガーが自分の意見をブログで大々的に公表する前に、どうしてグーグル検索くらいしなかったのでしょうか? 年代はともかく、本当に共和党の能無しぶりと非常識は心配です。

これはパワーラインのスコット・ジョンソンが、この言葉使いは同性愛者の間だけで使われることばなのではないかと書いたことへのコメントだが、このコメンターがジョンソンの解釈をすぐに「無知」、「能無し」、「非常識」と決めつけて馬鹿にしているところがさすがリベラルだ。

カカシもこの言葉を知らなかったのですぐにグーグル検索してみたが、ジョンソン同様、この言葉には同性愛的意味合いがかなり含まれているという印象を受けた。アンドリュー・サリバンはこの言葉は同性異性愛関係なく普通一般に知られている言葉だと主張しているが、ジョンソンが古い世代だから知らないだけだという言い方もどうかと思う。

しかし、サリバンもこのコメンターも本筋を見逃している。この言葉が同性愛者の間だけで使われるものであろうとなかろうと、一部の人間にしか解らない性的行為を表現する言葉であり、それを正当な政治抵抗運動に対してプロのニュースキャスターやリポーターが公の放送で使ってもいいのか? そういう行為こそ明らかに「非常識」ではないのか?

そんなこともわからなくなるほどリベラルの神経は麻痺しているということだ。

April 19, 2009, 現時間 10:00 AM

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

トラックバック

この記事のトラックバックURL: http://biglizards.net/mt4.21/agakhantrack.cgi/3590

コメント

前のコメント

下記投稿者名: Libra

ティーバッギングというとビデオゲームを思い出します。
倒した相手の(顔の)上で自キャラを立ったり座ったりさせる侮辱行為で
“フクロ”をティーバッグのように上下させることからきたという低俗なヤツ。
ネットゲームの上でもマナー違反の行為をネタに
真面目な活動を馬鹿にするのはメディアとしてはどうかと思いますね。
というかそもそもアメリカのニュースメディアでは性的なネタはNGかと思っていたのですが・・・

上記投稿者名: Libra Author Profile Page 日付 April 21, 2009 6:27 AM

下記投稿者名: Sachi

Libraさん、

そもそもアメリカのニュースメディアでは性的なネタはNGかと

その通りですが、侮辱する相手が保守派ならなんでもありってことらしいですね。少なくとも今回のことでそれがはっきりしました。最近のメディアは公平であろうとする振りすらしなくなりましたね。

カカシ

上記投稿者名: Sachi Author Profile Page 日付 April 22, 2009 12:04 AM

登録ありがとうございます。 さん コメントを残して下さい。 (サインアウト)

このサイトへ初めて投稿される場合には、サイト主による承認が済むまで投稿が画面に現れないことがあります。しばらくお待ちください。


登録者を記憶する(URL必要)


© 2006-2015 by 苺畑カカシ - All Rights Reserved