March 1, 2009

荒れ狂うメキシコの麻薬戦争

メキシコ及び中南米は麻薬売買専門のドラッグカーテルと呼ばれる暴力団がものすごい勢力を持っているが、近年特にメキシコにおけるドラッグカーテルの無謀ぶりが目立ちメキシコの警察は太刀打ち出来ない状態だ。そして遂に、今月21日には CIUDAD JUÁREZ市の警察署長が暴力団の脅迫に負けて辞任に追い込まれるというところまでいった。

この事件は今月20日に24時間以内に警察署長が辞任しなければ警察官を殺すという張り紙がされてから、次々に警察官が殺されたことから警察署長は辞任を余儀なくされたというものだ。こうやすやすと警察官が暴力団員に殺されてしまうということは、この市はすでに暴力団の暴力に手が付けられない状態になっていたということだろう。

メキシコのフェリーペ・カルデロン大統領は45000名の兵士並びに5000名の警察機動隊員を18州に出動してドラッグカーテルと戦っているが、カーテルの方はアメリカから密輸入した武器などを使って凄まじい応戦にかかり、政府側は武力でもすでに押され気味である。つまり、メキシコは麻薬を巡って政府とドラッグカーテルによる戦争が起きているのだ。

ロサンゼルスタイムスがまとめた調査によれば、2007年から麻薬関係の暴力で殺されたメキシコ人はなんと7337人! 6年に渡るイラク戦争でのアメリカ兵戦死者の数を大幅に上回る数だ。

メキシコと隣り合わせのアメリカは、メキシコからの違法移民対策だけでも頭が痛いのに、この麻薬組織のアメリカ市場侵入は移民問題をさらに複雑にしている。アメリカのロバート・ゲイツ防衛庁長官はNBCテレビのインタビューにおいて、アメリカはメキシコのアメリカ国境付近におけるドラッグカーテルとの闘いに援助出来る立場にあると語った。

ゲーツ長官はこの際、過去にアメリカ軍隊とメキシコ軍隊は馬が合わないという偏見は忘れ、増強するドラッグカーテルという共通の敵を倒すため協力すべきであると語った。長官は米軍はメキシコ軍に訓練、資源、監視、諜報といった面で色々援助することが出来るとしている。長官も麻薬戦争は「明らかに深刻な問題だ」とし、同時にメキシコのカルドロン大統領の勇気も称えた。メキシコ政府の高官のなかには暴力団と通じて腐敗している輩も少なくない。カルドロンが正面きってドラッグカーテルに宣戦布告をしたのはかなり勇気のいる行為だった。ゲーツ長官はそのことを認識したかったのだろう。

ところで、カカシは昔から麻薬問題を解決したいなら、麻薬を合法にしてしまえばいいという立場を取っている。麻薬をめぐる暴力団の縄張り争いは麻薬が違法で、その金額が高いことが原因だ。麻薬がどこの薬屋さんでも買うことができれば、自然とその値段は下がり、暴力団が関わることもなくなると私は思う。昔アメリカで禁酒時代にシカゴのマフィアが勢力を得た時と同じで、市場が崩れれば暴力団も勢力を失う、という理屈なのだが、ちょっと無理かな。

保守派のカカシがそんなことを言うとは思わなかったでしょう、ははは、、、

March 1, 2009, 現時間 9:48 PM

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コメント

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下記投稿者名: unknown_man

麻薬の害を舐めすぎでしょ。この点に関してはあなたは軽蔑に値しますよ。最近誰も書き込まないのは、こういうあなたの本質に皆なんとなく気が付いてるからではないですか?

上記投稿者名: unknown_man [TypeKey Profile Page] 日付 March 2, 2009 7:03 AM

下記投稿者名: Sachi

unknown_manさん、

こういうドライブバイコメントはいただけませんねえ。

麻薬はアメリカでは違法ですが、やろうと思えば誰でも出来る状態にあり、やりすぎて中毒になるような人は、もうすでになっているだろうというのが私の考えです。

確かに、合法になったら、違法なことは絶対にやらないという人が試しにやってみようと言う気になって中毒患者が増えるのではないかという心配はあります。

しかしあなたは麻薬戦争で一年にメキシコだけで4000人も人が殺されているという実態にも目を向ける必要があります。麻薬中毒患者が多少増える害と、麻薬戦争の害とを比べて、いったいどちらを取るのか、、と考えた場合、安いトレードオフになるのではないか、と私は思うわけですよ。

違法だったアルコールが合法になったのと同じ理屈です。

カカシ

上記投稿者名: Sachi [TypeKey Profile Page] 日付 March 2, 2009 6:05 PM

下記投稿者名: 鉄塵28号

オランダのソフトドラッグ合法化にも似た発想?

ソフトドラッグにも問題があるが現実に対処するための合法化、
結果、覚醒剤等のハードドラッグ使用者は多少とも減少しているようですね、最も常習者を離脱させる為の体制も相当充実している様ですが、

脈絡がありませんが、昔、日本では覚醒剤が合法だったのには、私個人としてある種の笑いに教われます、ヒロポンでしたね、、

>>最近誰も書き込まないのは、
でもご覧になっていたのでしょう?
私もよく拝見しています。

上記投稿者名: 鉄塵28号 [TypeKey Profile Page] 日付 March 3, 2009 4:10 AM

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