November 7, 2008

どれが当たった? 各種世論調査の成績を見る

今回の選挙前に色々な世論調査が発表されたが、各調査によって結果はまちまちで、いったい誰を信用していいのやらさっぱりわからなかった。そこで、今回はどの調査会社が一番正確に世論を反映したか、その結果を分析してみよう。

CNNによると、最終的に人気投票ではオバマ53%、マケイン46%で、これが正しいとすれば、オバマが7点リードで勝利を勝ち取ったことになる。ではこれをもとにして各種の調査結果を 見てみよう。.

調査会社対投票者

支持率の世論調査は差の低いところで3.5%のバトルグラウンド社から、高いところでゾグビーやギャッロップ社の11%とかなり大きな格差があった。そのなかで最終結果に一番近かったのは、CNNとフォックスニュースとイプソスがぴったり7%の差だった。ピューリサーチは最後に6%でかなり最終結果と近かったとはいえ、それまでかなりばらついており、ひどい時には15%なんて時もあった。これはオバマ偏向が行き過ぎていたのを選挙近くなって調整した感がかなりある。

下記の表はミスター苺がまとめてくれたものだが、実際のポイントの違いと間違った割合を表したもの。例えば調査会社が11ポイントと予測した場合、その差の4ポイントの間違った割合は57%といった具合だ。

 

最終世論調査と実際の結果
調査会社 最終オバマリード 調査と実際の結果の差 差の割合
バトルグラウンド 3.5% -3.5 ポイント -50% off
ホットライン 5% -2 ポイント -29% off
ラスマスン 6% -1 -14% off
ピュー 6% -1 -14% off
CNN 7% 直撃 大当たり
Fox News 7% 直撃 大当たり
イプソス 7% 直撃 大当たり
IBD 8% +1 ポイント 14% off
NBC/ウォールストリートジャーナル 8% +1 ポイント 14% off
ABC/ワシントンポスト 9% +2 ポイント 29% off
CBS 9% +2 ポイント 29% off
マリスト 9% +2 ポイント 29% off
ギャロップ 11% +4 ポイント 57% off
ゾグビー 11% +4 ポイント 57% off

 

別に驚くほどのこともないが、マケインは世論調査よりもずっと良い成績を取った。 同時にオバマは調査よりもずっと低い点数での勝利だった。オバマが優勢の結果を発表したうち、ぴったりあたったのは三社のみ。10社のうち7社までがオバマの優勢度を過大評価していた。明らかにこれらの会社は共和党の強さを過小評価していたのである。これでオバマ大優勢と発表した世論調査の多くがかなり現実離れしていたものだったことがはっきりした。

確かにオバマは勝った。だがメディアが言うほどオバマ優勢だったわけではない。マケインが勝つ可能性はメディアの報道以上に高かったのである。これは決してカカシがシニカルだから言うのではない。アメリカのメディアにはこうした世論調査の操作により共和党支持者の熱意を冷まし、投票の場に行かないようにしようという作為があったとカカシは確信する。

私が世論調査を信用しないのはこうした事実に基づくのである。

November 7, 2008, 現時間 7:00 PM

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