August 28, 2007

公衆トイレで覆面警官を誘惑! ラリー・クレイグ米共和党議員無罪を主張

読売新聞にまで載ってしまったので、読者のみなさんはもう米共和党のラリー・クレイグ上院議員が数カ月前にみだらな行為をして警察のお世話になっていたというニュースをお聞きになったことだろう。しかし一応背景として、CNNの記事の方が詳細が載っているので、引用はそちらから。

ワシントン——アイダホ州選出のラリー・クレイグ上院議員(共和党)は27日、中西部ミネソタ州のミネアポリス・セントポール国際空港内の男子手洗い所内で今年6月、内偵捜査の私服警官にみだらな行為を働こうとして、逮捕された事実を明らかにした。

今月初旬、有罪を認めたという。ロイター通信によると、米議会紙ロールコールは、同議員は罰金500ドル(約5万8000円)、観察処分1年などの罰則を受けた、と伝えた。

同議員は27日声明を発表、わいせつ行為の詳細には触れなかったが、「混乱した行動に及んだ」ことを認めた。同紙が報じた警察の報告書によると、議員は手洗い所内でわいせつ行為の発生などを調べていた私服警官の隣りの個室に入り、同性愛者が誘惑のために通常用いる合図を送ったという。

同議員は3期目で、妻と子供3人がいる。来年、選挙を迎える。

米国の男性の同性愛団体は昨年10月、ウェブ上でクレイグ議員が複数の同性愛の関係を結んでいたと指摘したが、議員の事務所は根拠のないでたらめな話と否定していた。同議員は上院で2006年、同性同士の結婚を禁止する憲法修正案に賛成していた。

実はクレイグ議員が同性愛者なのではないかという噂は大分前からあったらしい。だがその話があからさまにされるようになったのは上記の記事にもあるように去年の10月頃の話だ。実はカカシもその話を聞いたが、ちょうど2006年の中間選挙直前のことだったため、私はてっきり左翼連中が得意な事実無根な中傷誹謗に違いないと一笑に付した

妻子もいるいい年したおっさんが、公衆便所で男性に言い寄るなんて信じられない!しかも彼は常に家族の大切さを訴えている保守派の上院議員だけにこれは痛い。なんで共和党議員ばっかりセックススキャンダルが続くのか、嫌だなあ。

クレイグ議員は現在共和党から大統領に立候補しているミット・ラムニーの選挙運動事務所の幹部。つい昨日までラムニーのホームページに推薦の言葉を述べるクレイグ議員のビデオが掲載されていたくらいだ。本日クレイグ議員はラム二ーの選挙事務所から辞任。ホームページからもビデオは削除された。

しかしクレイグ議員自身は自分は「同性愛者ではない!」ときっぱり断言しており、警察で罪を認めたのは、はやく片付けてしまいたかったからだと説明している。しかし議員を連行した覆面捜査官の話では、クレイグ議員は警察官の入っている個室の隣の個室に入り、スーツケースをドアの前に置いて、何度か足踏みをして警察官の注意をひいたあと、手を壁の下から警察官のいる個室の方へのばしてきたという。アメリカの個室トイレは足下が30センチくらい開いているからこういうことが可能なのだが、クレイグ議員は床に落ちた書類を拾おうとした行為を誤解されたなどと苦し紛れの言い訳をしている。だったら罪を認めるなアホ!

しかしながらクレイグ議員から言い寄られたとか実際に性交渉があったという男性たちが次々に現れ、クレイグ議員の「私はホモではない!」宣言もかなり空しく聞こえる。

政治的に考えて、こういうふしだらなエロおやじには早く辞めてもらいたい。選挙にはまだ一年以上もあるので、今のうちにこの親爺が辞めてくれれば共和党は十分に立ち直れるだろう。去年選挙直前に明かになったマーク・フォリーのセクハラ事件の二の舞いはごめんだ。

August 28, 2007, 現時間 8:18 PM

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