June 9, 2007

鯨とイルカに歓迎された海の旅

まだ船旅の途中なのだが金曜の夜から日曜日の朝までは途中下船で自由行動。久しぶりにネットアクセス回復。といっても正味二日だけど、、、

先々週から続いているこの船の旅、ずっと穏やかな海が続いていたのに突然おとといの夜、ものすごい揺れで私はもう少しでベッドから転げ落ちるところだった。幸いベッドの横についている安全ベルトのおかげで助かった。ベッドとはいっても以前にも書いた通り幅は一メートル弱、長さどうにか180センチ、高さは80センチくらいの三段ベッド。通称棺桶ベッドと呼ばれている。それに今回は最上段ではなく一番下だったことも幸いした。去年乗ってた船では最上階の上、安全ベルトがついていなくて荒波では落ちないように寝るのに苦労したものだ。

しかし、外の天気は全然荒れていないのになんでこんなに船が揺れるのかと思ったら、別の船と途中でランデブーするため波に逆らって向かい風に吹かれながらかなりの高速で走っているのが原因だったようだ。

数日前、船内放送でイルカの群れが船の横を泳いでいると告げた。手の開いてる乗組員は全員どたどたと甲板に出て「どこだ、どこだ」と目を凝らしていたら、いたいた数匹のイルカが船の斜め横から近付いてくるではないか。それにしても速いなあイルカってのは。二匹のイルカが船に垂直の角度で泳いできたかと思うと、突然姿を消してしまった。「船の下へもぐったよ。」と誰かがいうので、みんなで反対側に走りよると案の定反対側からイルカが顔をだしてフリッパーみたいに立ち泳ぎをして笑っていた。(というか、笑っているように見えた。)イルカってのは愛嬌のある犬みたいだ。もし人間が海で暮らす動物だったらイルカは最高のペットだろうな。

それから数日後、今度はクジラが横を泳いでいるという放送があった。またまた我々は団体で甲板に出てあっちだこっちだと指をさしながら、「え〜、どこどこ、みえないよ〜」と10分くらい騒いでいたら、百メートルくらい先で大きな潮が吹いた。しかもひとつではなく二つ同時に潮を吹いたのである。次の瞬間大きなクジラの背中が見えたと思うとちょっと体を横にするようにしてまた海の中に潜った。すると次に小さめの体があがって同じ動きを繰り返した。どうやら母親とその赤ん坊の二人、、ならぬ二頭ずれ。

大昔にクジラを見るための漁船でクジラを追いかけた時以来、初めて野生のクジラをまじかで見ることができて感激。なにかと退屈な船の旅にちょっとした色を添えてくれた。何せ私は豪華客船に観光で乗ってるわけではないから、エンターテイメントなんてものは他にない。(笑)

さてさて、船の旅も大詰めに迫ってきてあと十日ほど。なにもかもうまくいけば七日で帰宅できる予定。今夜と明日で来週分のエントリーを書きためねば、、、まだしばらくリアルタイムで最新情報をお届けするというわけにはいかないが、その分、中身のある分析をしたいと思うので乞うご期待、、なんて言って自分に圧力をかけ過ぎかな?

June 9, 2007, 現時間 12:13 AM

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