December 12, 2006

腰抜けイギリス政府よ、どこまでイスラムに迎合するのだ?

弱者であるイスラム教徒になにかと迎合して、「テロリストさん、僕をいじめないで」と根性のないことをいってる典型がブレア引退直前のイギリスだ。サッチャー首相が現役だったらこんなことは絶対に起きないのに全く残念だ。天下のイギリス帝国の栄光はどこへいったのだろう?

11月の終わりにダニエル・ジョンソンがCommentary Magazine.comに掲載されたエッセイーに、現在イギリスがどれだけイスラム教徒に迎合しているかが書かれている。

マイルエンドといわれる地域は東ロンドンの真ん中にあり、イギリスで一番古いユダヤ教徒の墓地のあるところだ。しかし最近はこのあたりにイスラム教徒が多く住み着き巨大な聖廟まで建ててしまった。この聖廟のムハメッド・アブドゥール・バリ(Muhammad Abdul Bari)会長は英国モスレム議会(the Muslim Council of Britain)の委員長でもある。この自称イギリスイスラム教徒の代表者であるバリ氏のイギリスにおける権力はいまや相当のものになっているらしい。

イギリスの警察庁、スコットランドヤードなどは国内のテロリスト組織に手入れをする前に、いちいちこのバリ氏にお伺いをたてているというのだからあきれる。もしバリ氏がテロリストと関係があったら、イギリスのテロ対策はテロリストたちに筒抜けではないか。

2005年7月7日のイギリス国籍のイスラム教徒によるテロ事件があった後も、バリ氏はイスラム教徒の不所行を謝るどころか、イギリスがイスラエルと仲良くするからこのようなテロが起きるのだと、脅迫まがいの発言をしている。

これに対してイギリス政府やイギリス社会がイスラム教への非難の声をあげるかとおもいきや、悪いのはイスラエルだ、ユダヤ人だと声を揃えて叫び出す始末。この間のレバノン戦争のときでもイスラエルの反撃は過剰だったと2/3のイギリス人が世論調査で答えている。

なんでイスラム教テロリズムがイスラエルのせいだってことになるんだ、いい加減にしろ! 

ま、ヨーロッパのアンティセメティズム(反ユダヤ主義)はなにもいまにはじまったことではないから驚きはしないが、どうしてヨーロッパの連中はヨーロッパの敵はイスラエルが長年に渡って戦ってきているイスラム教ジハーディストなのだということがわからないのだろう。いったいあと何人のイギリス人が殺されれば本当の敵にきがつくのだろうか?

などと考えている真っ最中に喜多龍之介さんとこで、こんな記事を発見。日本語風にいえば腑が煮えくり返る思い、英語風にいうならば血が煮えたぎる思いである! 腰抜けイギリス外務省! いい加減にしろ!

以下、ワシントンタイムスの記事引用: (喜多竜之介さん訳)

イギリス『テロとの戦争』看板を外す@ワシントン・タイムズ

イギリス外務省は、アメリカ用語の『テロとの戦争』という言葉を「やめれ!」と政府に訴えている。というのも、なにやらこれがムスリム系イギリス人を怒らせて、政府の目的を妨げる、んだそうな…。とまあ、週間新聞が昨日報道した。

政府は「前後の脈絡も無しにさあ、あんな事言うとテロリスト共のくだらねー話に味方しちゃうしさ、逆に助け舟出してるようなもんでさー、逆効果じゃね?」と外務省報道官がオブザーバー紙に…。

外務省は同じメッセージを閣僚にも送った。ついでに外交官とか、他の政府代表者とか…世界中の連中におくったそうな。

「僕らってまあ、同じような価値観を掲げてるって事をさ、テロリストに立ち向かっちゃうツールにする事がままあんのよ」と報道官。

週間新聞によれば、イギリスの役人やらアナリストやらの大勢は、こういっていたそうな。
「イスラム過激派はさあ、西側の政府がテロとの戦争を連呼すればするほど『あれってさー、実はイスラム教を目の敵にしてんだぜ』ってな事を言って、テロリスト志願者をゲットしやすくしてるんじゃないかな〜、とか俺達も疑ってたわけ」。

ロイヤル・ユナイテッド・サービス・インスティチュートのテロ専門家、ギャリー・ヒンドル。
彼はこの言葉をやめましょう、という決断にマンセー。
ま、ちゃんと皆そうするかどうかなんてのは当てにならんが…。

「そういう時期なのよ」
とヒンドル氏。
「軍人が使う言葉ってさあ、まるっきし逆効果なのよ。ただ単にさ、コミュニティをアイソレートするのにコントリビュートしちゃってるわけ。これってとってもイー感じ』.....

これまでにイスラム教過激派に迎合してテロから見逃してもらった国など存在しない。あれだけイラク戦争を阻止しようと躍起になった働いたフランスやロシアでイスラム過激派が国内の治安を脅かしている事実は同じヨーロッパのイギリスならわかるはず。それをいまさら穏健派を装うイスラム教団体などの顔色を伺うことで、彼等がイギリス政府をよく思ってくれるなどと考えているならイギリス外務省は愚かとしかいいようがない。

イスラムの過激派はイギリスの腰抜けぶりをさぞかしあざ笑っていることだろう。

December 12, 2006, 現時間 12:32 AM

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コメント

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下記投稿者名: アラメイン伯

まったく大英帝国の誇りは何処にいったのでしょう?
これではSASやSBSといった特殊部隊やMI6、MI5も宝の持ち腐れです。
どうも最近のトニー・ブレアは弱気ですね。これでなんとかいう財務大臣が首相になったらと思うと先が思いやられる。
このあたりが労働党政権の限界でしょう。
早いとこ保守党に政権を奪回してもらいたい。

上記投稿者名: アラメイン伯 Author Profile Page 日付 December 12, 2006 5:15 AM

下記投稿者名: asean

おはようございます、カカシさん

政治的な背景はともかく「テロとの戦い」・・ってな表現はもうそろそろやめた方がいいでしょうね、確かに。

つまりですね、政府も軍部も一緒になって好戦的なセリフを使用するのは対応が画一化されてしまったような印象を与えてしまう。
いうなれば「飴と鞭」ではなく「鞭と鞭」的なね・・・
メリハリのある政策というのは実はそういうもんじゃない。

自由・民主主義という政策と軍事力とを上手に使い分けないとことには統治者の資質みたいなモノをイスラム系の移民には理解されない。

まぁ~特殊部隊は何でもかんでもすぐ武力行使・・ってな理解しかされていない、ってな事情もあるけど

いいんじゃないですかね?テロとの戦いからテロを発生させない政策への移行ってのは(口先だけでもね、笑)

上記投稿者名: asean Author Profile Page 日付 December 12, 2006 5:44 PM

下記投稿者名: アラメイン伯

どんな理由があってもテロは許されない。
大切なのは、ここです。
イスラエルと仲良くしようが、それは選挙で選ばれた政府の政策なのだから、それで、テロがおこすというのでは民主主義の否定だと思う。

バリ氏というのはどんなにエライか知らんけど教養も品格もない人物のようですな。

上記投稿者名: アラメイン伯 Author Profile Page 日付 December 13, 2006 6:02 AM

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