December 14, 2006

2008年大統領選、ヒラリー対バラク・オバマ

来年の話をすると鬼が笑うというけれど、なんとこれは再来年の話。それでももう2008年大統領選挙の選挙運動は始まっている。民主党代表として話題の人はなんといっても元ファーストレディのヒラリー・クリントン女史。リベラルからの彼女の人気は相当のものなので彼女の独走になるだろうかと思いきや、最近若手のイリノイ州上院議員バラク・オバマ氏の人気が急上昇してヒラリーの人気を後ろから追い上げている。

フォックスニュースの世論調査によると、今のところヒラリー支持は33%でオバマの12%を大きく上回っているので、ヒラリーはまだまだオバマのことを心配する必要はないのかもしれないが、若手でハンサムなオバマは最近しわの増えたヒラリーおばさんよりメディアには人気がある。

クリントン前大統領の選挙管理人だったディック・モリス氏はヒラリーのファンとはいいがたいが、それでもオバマは経験不足の青二才でとても大統領の器ではないと手厳しい

しかしオバマはとても、とても、未経験である。彼はイリノイ州の一党制地区から州上院議員に選ばれ、後に民主党の連邦政府上院議員候補に選ばれた。それというのも彼の金持ちで全額投入主義の競争相手は選挙運動がピークに達しようという時に離婚スキャンダルが起きてしまったからだ。イリノイは青い州(民主党支持)でオバマは2006年の選挙(2004年の間違い)で勝った、これもまた離婚スキャンダルのあった共和党の競争相手が出馬を断念した後、才能のない地元の共和党はこともあろうにアラン・キースなどという馬鹿げた代役をたてオバマの勝利を確実にした。

要するにオバマは最初の選挙でほとんど難かしいキャンぺーンを経験せずにすんなんり当選してしまったので、選挙運動の難かしさには全く未経験だとモリスはいいたいわけだ。しかもオバマはこの上院議員の座をたった一年しか努めておらず2008年の段階ではまだ三年目だ。これで大統領になりたいというのはちょっと野心が大きすぎるかもしれない。

しかし、難かしい選挙運動をしたことがないといえばヒラリーとて同じことだ。ヒラリーがニューヨークの上院議員に立候補した時、共和党側のジュリアーニ市長は癌にかかって土壇場で候補を事態、換わりの候補は無名の若手で選挙運動をする暇もなく選挙になってしまった。ニューヨークの記者たちはヒラリーの未経験をかばい続け難かしい質問はひとつもせず、ヒラリーは大勝利。

この間のヒラリー二期目の選挙では、ヒラリーは圧倒的な勝利をおさめはしたが、最初から勝つとわかっている相手にたいして選挙資金を使い果たしてしまい今後の選挙運動に資金が足りない状態である。当選間違いなしの選挙で資金を使い果たしてしまうような人に国の経済を任せられるのか、かなり不安である。

しかも大統領選に出るとなれば同情的なニューヨークの記者と違って、かなり手厳しい全国的な記者団らの質問に答えなければならなくなる。討論会にも出席しなければならないし、これまでのように難かしい質問を避け続けることは無理だ。夫のビルと違ってヒラリーはテレビ映りも悪いし人当たりも良くないのであんまりテレビのインタビュー番組に出過ぎるとかえって民衆の反感を買う恐れがある。

ヒラリーもオバマも経験が足りないとなると、ほかにどんな候補者がいるかといえば、元副大統領のアル・「地球温暖化」ゴア、かジョン・「アメリカ兵は無教養」・ケリーくらいだ。 どちらもブッシュ相手に負けた経験があるだけでなく、ここ最近かなり評判落ちてるしどうなることやら。

民主党の大統領候補にはろくなのがいないな。


December 14, 2006, 現時間 5:43 PM

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