October 9, 2006

心揺らぐラマダン、イスラム流祭日の過ごし方

ラマダンというのはイスラム教徒にとっては暴動をする季節らしい。一日中何も食べないで欲求不満がたまるからなのか、夜中じゅう食べ過ぎで消化不良がたまってのうっぷんばらしなのか知らないが、至る所で乱暴を働くイスラム教徒。

イギリスのイブニングスタンダード新聞のオンラインニュースよると、(Race clashes hit Windsor)ここ数日地元の白人とアジア系(注:イスラム教徒)の若者が衝突して暴動が起きているという。ことの起こりはイギリスはウィンザーにあるイスラム教徒が経営している乳製品販売店の前で白人の青年と店の従業員との間で起きた小競り合いがきっかけのようだ。

ウィンザーには他地域から機動隊が出動して暴動鎮圧に当たっている。暴徒たちはそれぞれ野球バットやピッチフォークなどを使って殴り合いをしているそうだ。

牛乳屋経営者が従業員用に事務所を改築して聖廟にしたいと市に申し出をしてからというもの、経営者と地元住民との間の緊迫状態は高まっていた。市からの許可がおりないまま、テクノーハウス(牛乳屋の店名)は従業員や訪問者による祈りの場所として使われていた。

暴力が最初におきたのは月曜日、建物の外、ウィンザーのデッドワース地区にあるベイル通りで起きた。祈りの途中、10代の少年と牛乳屋の従業員とのあいだでいざこざがおこり、それがエスカレートして数台の車の窓ガラスが割られた。この時少年と少年の母親と妹が襲われたという。火曜日の夜になると50人の若者が衝突した。

仮の聖廟の窓ガラスは割られ、牛乳屋の配達トラックが傷つけられた。住民らによると外部から白人のギャングとのけんかを探してアジア系のギャングがやってきたという。一人の青年は歯渡り12インチのナイフを所持していて逮捕された。

水曜日、牛乳屋の建物には火炎瓶が投げられ、店はかなりの損害をおったという。経営者の Sikander Khan, 50歳は50人からいる『アジア人』の従業員の安全が心配だと語る。

近所の人たちの話だと、前の経営者が去って新しい経営者になってからというものトラブルがたえないという。

地元住民の17歳の少年は「僕は生まれてからずっとここにすんでますが、前の経営者の時は全く問題ありませんでした。牛乳とかいろいろ僕らにくれました。』

『前にもこの辺で何回か喧嘩がありました。でも今度は深刻です。彼等にはデッドワースから出ていってもらいたいです。』

付近のひとたちはこれまでも夜中牛乳屋から聞こえてくるやかましい音に迷惑していたといい、ここに聖廟がたてば、問題はもっとひどくなるだろうと心配している。

私がこの記事を読んでいて腹がたつのは、イブニングスタンダードがこの暴動を「人種の衝突」と題し、アラブ人をアジア人と呼んでいることだ。これは白人対東洋人の衝突ではない。明らかにキリスト教徒とイスラム教徒の宗派衝突である。同新聞はイスラム教徒に気兼ねして、イスラム教徒による暴動とさえかけないのである。

そしてもっと頭にきたのは、この記事の最後のほうに付け加えられている部分で、ウィンザー城の一部屋が最近城のギフトショップに勤めるイスラム教徒のために祈りの場所として使用されることを女王が許可したという話である。

イスラム教の住む所では例外なく宗派争いが起きる。イスラム教はほかの宗派が何世紀も調和のとれた生活をしているところに混乱を起こす宗派である。にもかかわらず、なんでイスラム教徒ばかりがこう特別扱いされるのだ!

October 9, 2006, 現時間 8:20 PM

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下記投稿者名: MikeRossTky

YahooもしくはGoogleで”Riots"と入れて検索。世界中の暴動についてのリンクが戻ってくる。なぜかほとんどがイスラム関連。なぜだろう?

MikeRossTky

上記投稿者名: MikeRossTky Author Profile Page 日付 October 9, 2006 10:54 PM

下記投稿者名: ななっち

おそらくですが、このイスラム教徒は、アラブ系ではなくて、パキスタン系かなぁと思います。

というのも、イギリスではasianというのは、中国系やフィリピン系を指すのではなくて、パキスタン、インド、バングラディッシュ系あたりを指すのです。

これでmuslimという文字が入ればイギリスにいる人は自動的にパキスタン系を思い浮かべると思います。

何も政治的なことだけではなくて、asian weddingなんて雑誌を開くと、サリーみたいなのを着たインド系の肌の浅黒いエキゾチックな女性が微笑んでいたりします。

イスラムに「だけ」なぜここまで譲歩するのかというと、一つは「あの人たちは私たちと同じ言語でしゃべることのできない人だから」というちょっと見下した感覚からくる譲歩と、イスラム=植民地時代の苦い思い出がオーバーラップという人がすごく多いんです。おそらくはこの2つの組み合わせでしょう。

イスラムに他の宗教と同じように厳しくするというのは、「まるで植民地支配のようだ」という意見を何度もイギリスで聞きました。つまり、ヨーロピアンがイスラムに寛容になるというのは「植民地支配に反対するリベラルな自分」の演出なわけ・・だとイギリスに来てから思うようになりました。

上記投稿者名: ななっち Author Profile Page 日付 October 10, 2006 2:45 AM

下記投稿者名: Sachi

ななっちさん、

いつもイングリッシュプロスペクティブを書いていただいて感謝します。

ところで、アジア人がパキスタンとかインド系のひとという意味だとしたら、中国人のことはどういうふうに書くんでしょうね? もしも暴動している人たちが中国人ギャングだったら、新聞は「チャイニーズギャング」と書くのでしょうか?

カカシ

上記投稿者名: Sachi Author Profile Page 日付 October 10, 2006 1:26 PM

下記投稿者名: rara

あなた、鏡見たこと有りますか?
アジア人なのに、アジア人を馬鹿にするなんて悪趣味ですね。
この問題を起こした白人青年の言動にはなぜ触れてないんですか?そんなに身も心も白人の奴隷なんだったらもう日本に帰ってこなくていいですよ。

上記投稿者名: rara Author Profile Page 日付 February 7, 2009 7:42 PM

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