July 4, 2006

もっとあった大量破壊兵器!!!

イラクで大量破壊兵器のひとつである化学兵器が2003年以降大量にイラクでみつかっていたという話はもうしたが、ここ数カ月の間にさらにもっと多くの化学兵器が発見されていたことが最近明らかになった。(訳:カカシ)

さる木曜日、米軍によるとここ数カ月において当初ペンタゴンに報告された500の砲弾にくわえ、さらに多くの武器が発見されたと防衛庁諜報部の高官は語った。

防衛庁諜報部部長のマイケル·メイプル中将は、新しく発見された武器が化学兵器の砲弾であるとは確定しなかったが、さらにもっと発見されることが期待されると語った。

「すべての武器を発見したとは思えません」中将は下院議会軍事委員会で議員たちの前で行われる秘密会議の前におこなわれた公表会でことの詳細についていくつか発表した。

メイプル中将の言葉使いは非常に注意深く、イラクで発見された砲弾は1980年代に製造されたもので、当初の目的のための使用は不可能であるとしながらも、もし炭疽菌などの薬品が砲弾からとりのぞかれ、再収納されてアメリカ国内などで使用されれば致命的な打撃を与えるであろうとも語っている。

しかしあれだけ「大量破壊兵器はどこにあるのだ!」「ありもしない大量破壊兵器を口実に虚偽の理由でイラク戦争をはじめた」と大騒ぎをしていた反戦派たちはどういう反応を示しているかといえば、、彼等は発見そのものを否定できないので、「あ〜そんなのは数にはいらない。我々が探していたのはそういう武器じゃない。」と、化学兵器はあたかも大量破壊兵器には含まれないかのような言い方で片付けようとしている。

カリフォルニアの民主党下院議員エレン·タウチャー議員は『この武器が我々が探していた差しせまった脅威とはいいがたい。』と語っている。

再収納されて致命的な打撃を与えるような武器ならば、立派に大量破壊兵器ではないか。そのような武器がフセイン政権の手からテロリストの手に渡る前にフセインイラクを倒しておいてよかったではないか。

また、ブッシュ大統領はフセインイラクのことを「差し迫った脅威」であるとは一度も言っていない。フセインイラクが差し迫った脅威になってから攻めたのでは遅いといったのである。差しせまった脅威になる前の攻撃だから先制攻撃といえるのだ。イラクが完全に差しせまった脅威であったなら、戦争をやるのは当然であり大統領がわざわざ演説をして国民を説得する必要などなかったではないか。

ブッシュ大統領が言っていたようにフセインイラクは大量破壊兵器の備蓄を大量に隠し持っていた。ブッシュ大統領は正しかったのである。反戦派は発見された武器は我々の探していたものではないなどと苦し紛れのいいわけをせず、ブッシュが正しかったと認めるべきだ。

関連記事:
化学兵器は立派な大量破壊兵器
やっぱりあった大量破壊兵器!!!

参考記事:
Finding Even More of the Wrong Kind of WMDs In Iraq


July 4, 2006, 現時間 12:46 AM

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

トラックバック

この記事のトラックバックURL: http://biglizards.net/mt4.21/agakhantrack.cgi/939

下記は他のサイトからのリンクです もっとあった大量破壊兵器!!!:

» アメリカのイラク開戦をめぐる賛否を振り返る from グローバル・アメリカン政論
イラク戦争の是非をめぐってアメリカの世論は割れてしまったが、アメリカの有力な言論 [Read More]

トラックバック日付け July 4, 2006 1:23 AM

コメント

前のコメント

下記投稿者名: 舎 亜歴

やっとコメントができるようになりました。以前、そちらにTBしましたが、民主党はイラクをめぐって分裂しているようで。化学兵器の発見は驚いていません。それにイラク攻撃はクリントン政権時代から練られてきたので、この件でブッシュ政権を批判するグループには賛成していません。

「人気のブログランキング」には私のものと思想や関心が近いものが少なくてトホホ状態です。苺畑さんには「保守思想」http://mikerosstky.spaces.msn.com/も推薦します。私のブログ、「グローバル・アメリカン政論」ともども宜しく!

上記投稿者名: 舎 亜歴 Author Profile Page 日付 July 4, 2006 1:13 AM

下記投稿者名: Sachi

著者のカカシです。

アレックスさんに前にトラックバックしていただいた記事は読みました。アメリカ内政に関心のあるひとは少ないようですが、その分我々は開拓者として大物になれる可能性ありますよ。

がんばりましょう。

上記投稿者名: Sachi Author Profile Page 日付 July 4, 2006 1:50 AM

下記投稿者名: asean

おはようございます・・ぅう~ん、この話未だやってますかぁ?
メイプル中将が慎重な物言いをするのは分かりますねぇ・・80年代に製造された・・製造された年代よりもやはりその”精度”がペンタゴンとしては問題なんですよ。

砲弾でもスカッドの弾頭に装填でも、どちらでもいいんですが、発射されると当然”加速度”てモノがその砲弾なり弾頭には掛かりますよね・・・
実は、この加速度を考慮して火薬を装填しないと効果的なダメージを与えるどころか真っ直ぐ飛んで行くことさえも怪しくなるんですよ。
(湾岸戦争当時、多国籍軍が警戒した理由は、直接的な被害よりも、訳の分からん所に着弾して風等によって拡散した二次的被害を嫌がったんですけどね)

炭素菌でもガスでも”どうやって加速度の影響を受けないで装填してあるか”でその兵器の有効性ってのが決まってしまう。
(ミサイルの場合は、加速度に加えて弾頭の中で化学物質がもしも遊んでしまうようなら、アメリカでさえもその制御は全く不可能ですからして)

更に砲弾の場合は”信管の種類”によっても違うんですが、化学兵器なら時限信管を使うことになるでしょうが
そうしたモノも押収されていたのか?です・・・

但し、砲弾っと言うことはそれを打ち出す砲がないとならない。
あのイラクのだだっ広い砂漠で使用するんです・・・間接照準なんか出来ない(隠れる場所がない)ですから直接照準で、ってことになれば、巡航ミサイルありますから話になりません。
(スタンドオフ兵器の利点な訳です)

確かに”再装填したら”・・・ですけど、やはり品質管理等の話が抜け落ちた状態での再装填したら、ってことですよ。

ですから、旧フセイン政権では対クルド人の作戦として確かに化学兵器を使用しましたから
持ってもいたし製造することも出来た・・・これは正しいんです。
しかし、それを「大量破壊兵器」と呼べるか否かはかなり怪しいってことだと思います。

それにですね、湾岸戦争から何年経ってます?
(その間、曲りなりにも経済制裁も行われて来た訳ですから)もしもイラクが欧米や日本等のように先進工業国であるなら
湾岸戦争で損耗した戦力(人的ではない)を回復するのに十分な時間が経過しているにも関わらず、あっ気なく組織的な抵抗が終わってしまった。

つまりイラクの工業力なんてのは、たかが知れたモンだったんです。
10年以上経過したにも関わらず、戦力の回復も出来ない工業力しか持たないイラクにですね
如何に貧者の核と言われる化学兵器であったとしても大量破破壊兵器と称されるレベルのモノにすることは????です。

ロシアの科学者が居ようが実はそれも関係がないんです。
科学者が作るモノはあくまでもプロトタイプであって「マスプロダクツ」ではないですから。

戦争に使用する兵器は絶対にマスプロタイプでないと話しにならんのです。
それも精度の高い大量生産品でないと戦闘を継続出来ないっすから・・はい。

ですからね、共和党(政府)も、これ以上はイラクの化学兵器を大量破壊兵器だと言い募るのは自分達にとっても得策ではないんですよ。

前にも書きましたが、開戦直前の「大量破壊兵器」ってのは化学兵器ではなく核兵器のことだったと思いますよ。

ですからパウエルさんも「間違いだった」と言ったのは、核兵器は無かったと言う意味で、間違いだったっと言うだけでの話ですよ。

化学兵器は当然存在する・・・しかし、調べれば調べる程、脅威と呼べる精度のモノでは全くなかった・・
(残骸は確かにゴッソリ出て来ても何も不思議はないです)

ですから、そのことに拘ってしまうと、今以上にイラクへの先制攻撃の理由や背景が崩れてしまうんだと思いますが・・・

上記投稿者名: asean Author Profile Page 日付 July 4, 2006 7:20 PM

登録ありがとうございます。 さん コメントを残して下さい。 (サインアウト)

このサイトへ初めて投稿される場合には、サイト主による承認が済むまで投稿が画面に現れないことがあります。しばらくお待ちください。


登録者を記憶する(URL必要)


© 2006-2015 by 苺畑カカシ - All Rights Reserved